平成30年粕屋地区美術展奨励賞

去年から今年は何か一つ公募展に出品しないといけないなーと思いながら作品を作りためてました。今年は何かのご縁で「粕屋地区美術展」に出品することとなり、生まれて初めての公募展でございました。おかげさまで、奨励賞をいただきましたがやはり、他の本賞の作品や他の奨励賞を取られた作品を見ても、嬉しいというよりも、どちらかというと悔しい気持ちの方が大きくなったのは少し自分でも意外でした。

授賞式にも初めて参加させていただき、そのあとの審査員のギャラリートークもお聞きしました。感想としてはやはり、陶芸の審査において「工芸」と「アート」の境界線がすごく曖昧で今回の粕屋地区の美術展の審査は「工芸」としての感覚の審査に偏っている気がしました。「工芸」の部門は別であるので、その話はまーおいといて、日本でももう少し陶芸をアートしてみる感覚があってもいいのではととても思いました。

本賞をとった作品の中で「なんでこれが?」って思うものもあるとはいえ、やはり手びねりより水引きした作品の方が純粋に好印象だった気がします。オブジェ的な物の作品のニュアンスやその作品の中にあるストーリ性ってものは全く審査に入ってないんだなーなんて。審査員の好みや何回も出品されてるとか色々あるとは思いますが、来年こそ少し狙って賞が取れる様な作品を作ってみようかと思います。